この度、カプースチン作品の幅広い普及を目指して、日本カプースチン協会を設立しました。 演奏会やイベントの企画、楽譜・CDの販売促進、最新情報の提供、 また協会会員や演奏家の相互の交流をはかり、日本のピアノ演奏、音楽文化の発展に寄与することを目的としています。

協会について

日本カプースチン協会とは・・・

カプースチン作品の幅広い普及と、

それを目的とした演奏会やイベントの企画、楽譜・CDの販売促進、

最新情報の提供、 また協会会員や演奏家の相互の交流をはかり、

日本のピアノ演奏、音楽文化の発展に寄与することを目的とする協会です。



ニコライ・カプースチン  
Nikolai Kapustin

1937年ウクライナのゴルロフカに生まれる。
小さな頃からピアノ・作曲に興味を持ち始め、
14才の時にモスクワに出て本格的なピアノの修業を開始する。
音楽高等学校にてA.ルッバーフに、
続いてモスクワ音楽院ピアノ科でA.ゴリデンヴェイゼルのクラスに5年間在籍。
その間、ラジオ放送ヴォイス・オブ・アメリカを聴き、
アメリカ音楽との衝撃的な出会いを経験する。
さらにLPレコードを聴きながら次第にジャズに目覚め、
やがてこの音楽が自分の創作活動に必要なものだと悟る。
1961年モスクワ音楽院卒業と同時にオレグ・ルンドストレーム率いるオーケストラのメンバーとして、
作曲をしながら1972年まで演奏活動。
1972年~77年は軽音楽オーケストラ、1977年~84年までは映画音楽オーケストラとともに活動した後、
公の演奏活動を退いて作曲に専念。
オーケストラやビッグバンドとピアノを中心とした作品、ピアノ協奏曲6曲、あらゆる楽器編成の室内楽、
そのほかピアノ曲を中心として多数の作品がある。
代表的なピアノ作品にはピアノソナタ20曲、「24の前奏曲とフーガ」など。現在、作品番号は147を数える(2012年11月時点)。
自作自演の録音多数。まだ初演されていない曲も数多い。
スウィングジャズからビバップ、ラテン、ロックなどに至るさまざまな語法やリズムを用い、
さらに現代音楽の感性を取り込んで独自の書法に到達した。
この新しいピアニズムは他に類例を見ないものとして、多くの音楽ファンを獲得している。
作品は今や世界中の演奏家に取り上げられるようになり、
楽譜が日本やイギリスなどで相次いで出版されている。