2014年4月11日金曜日

piaNA公開録音終了!!

先日4月7日
piaNA(西本夏生&佐久間あすか)の公開録音が
巣鴨にある東音ホールにて開催されました。

会場はすでにほぼ満席。

今回の目玉は何と言っても
piaNAのお2人にカプースチン氏から献呈された連弾と2台ピアノの新曲!

もともとpiaNAを結成するきっかけとなったのが
カプースチンの「シンフォニエッタ」だそうで
その後直接カプースチン氏に会いにロシアまで飛び
彼の自宅で演奏を披露!
そして帰り際にだめもとで「連弾の曲と書いてほしい」旨を伝え帰国。
すると約1年後カプースチン氏より、曲が完成したとのメールが来たそうです。
今現在もスペインに在住されている西本さんが直接自宅まで赴き
楽譜を頂きにいったところ
そこには連弾以外に2台ピアノ曲まで作曲してあったのでした。

それらが以下の曲です。
〇カプリッチョ~連弾のための op.146(piaNAに捧ぐ)

〇Three for Two~2台ピアノのための3部作 op.145(西本夏生&松本あすかに捧ぐ)

献呈者の名前の書き方が異なることに関してpiaNAは
『連弾は2人がより1つになって演奏するもの
2台ピアノはより2人のピアニストとして演奏する要素が強いもの
という彼自身の考えに基づくもののような気がします。』
と語っています。(プログラムより)

『連弾の曲はなんだか軽い音楽な気がしてあまり作曲するのが
好きではない』と語ったというカプースチン氏ですが
このop146はちょっと軽めに・・・などという雰囲気はなく
むしろ、彼自身の連弾に対するイメージから逸脱したいという表れのような曲でした。

特に特徴的な旋律がでてくるというわけでなく、
様々な旋律が和声が複雑にからみあいながら
最後まで凝縮された雰囲気を持って進みます。
正直一度聴いただけでは何が起こったのかわからないくらいの
衝撃度でした!!

そして2台ピアノの曲は3部作になっています。
1曲目では「何かの棒でピアノのどこかを叩け」
という指示が冒頭にでてくるという、彼の作品の中での新しいスタイルも 垣間見られました。
この日は世界第2回演奏(初演は4月4日の札幌公演)でしたが
セカンドの佐久間さんが木の棒でピアノの鍵盤下をタタタタッと2回叩くパフォーマンスを披露しました。

3曲とも性格の異なる曲想で
ジャズで途中ソロがでてくるように
長いソロが1stにでてきたかと思うと
次の2ndは、さらに肉付けされ、音色やコード進行も複雑になったソロが現れ
また1stに受け渡すという
2台ならではの音の対話が繰り広げられる瞬間が多く見られた作品でした。


今回の公演はいずれピティナの音楽事典へアップされます。
「音楽の歴史を紡いでいきたい」と語るpiaNA。
今後のお活躍にますます期待です!!